
ちょっと考えさせられる出来事3つあった。
両方とも関連性はないが、一個ずつ説明したい。
1つ目。NPOを称する犯罪についてです。
共同通信 - 募金集団の主宰者らを逮捕 学生雇いNPO名乗る
「NPO緊急支援グループ」を名乗る集団が大阪市内の街頭などで不当な募金活動をしていた事件で、大阪府警捜査2課は31日、職業安定法違反容疑で、グループを主宰していた大阪市阿倍野区共立通、無職横井清一容疑者(34)と大阪府堺市赤坂台、会社員仲地暁容疑者(60)を逮捕した。
そしてもう一つの記事。
共同通信 - NPO元代表理事ら逮捕 集めた出資金10数億円
特定非営利活動法人(NPO法人)「やまびこ会」が元本保証と高配当をうたい、出資金名目で会員から千数百万円を詐取したとして、警視庁捜査2課と広島県警は16日までに、詐欺容疑で同会の元代表理事松井明容疑者(62)ら4人を逮捕した。
(中略)
「120万円を出資すれば、半年後に倍以上になり毎月報酬ももらえる」とうそを言い、会員から出資金として計千数百万円をだまし取った疑い。
両記事とも「アホッ!!」と叫びたくなる許せない犯罪です。
NPOは非営利団体であり、社会貢献という理念を持って活動している。
両方とも金を集めて、人間もしくはグループ内で私物化している個人欲が背景。
それを考えれば、相手に一生懸命尽くしているボランティアやNPO活動の人たちには
何のためにボランティアをしているのか、やる気が失せてしまうのではないか?
しかも、NPO支援者である個人や企業がNPOやボランティアに対して疑いの目で見て、
結局信頼を失って、支援すらしなくなってしまう。(募金しないとか参加しないとか…)
NPO法人という名前をいかがわしく感じる人も多くいます。偽善者とか営利だとか、
いろんなイメージを抱いているようです。これらの事件も、まさに「善意の顔」を悪用した
事件です。 せっかく一生懸命に地域活動、社会活動してきているのに、こんなのが
出てくると、今まで作ってきた基盤が簡単に崩れてしまいます。悲しいことだ。
もう支援しない!募金しない!ボランティアしない!結構怖い出来事です。
それが社会活動で本当に必要な人間に供給されなくなるのが一番怖いことです。
結局は高いお金がないとサービスが受けられない、このまま続けばNPO不要、
ボランティア不要が出てくることになり、均等な福祉を提供できる社会が崩れてしまう。
実際に「NPO不要論」とか「ボランティア不要論」を唱える人がいると聞きます。
こんな世の中で、ボランティア志望者数が減っているといわれている。NPO資金が
集まらず、解散に追い込まれたり、借金を背負われたりしているケースも多いのだ。
被災地はまだまだ認識高く、安定しているが、都会や田舎では悲鳴を上げているという。
何を言いたいのかというと、もうお金がないと成り立たないことになってきたといわれる。
それが2つ目の内容だ。
2つ目。
Yahoo!ボランティア - ボラバイトって何? ~ 出典はネタフル
「ボランティア」と「アルバイト」の中間形態といえる働き方を表した造語です。都会の若者が経験したことのない仕事を経験することや、地方の人たちとふれあうことを目的として、農家での農繁期、宿泊施設でのハイシーズンなど、地方で人手を必要としている時期にお手伝いに伺って、一緒に働き、コミュニケーションを図ります。期間は日帰り~長期(数か月)までさまざまですが、「経験したことがない仕事にチャレンジできる」ことが特徴です。ボラバイトはお金が一番の目的ではありません。
これは法的に異議申し立てしたいくらいです。
「ボランティア」と「アルバイト」は分けるべきだし、どう思っても「ヘルパー」や
「インターンシップ」と呼ぶべきと思います。口コミ的にも知名度的にも一番影響の大きい
Yahoo!!JAPANで掲載されてしまっているのは、この「ボラバイト」という言葉が
独り歩きしてしまうのではないのか…
というのも「ボランティア」と「アルバイト」はそもそも目的も手段も全然異なり、
相反するものです。これを無理やりくっ付けるというのは、ボランティアは
お金もらわないとやってあげないとか、アルバイト感覚で本来すべきボランティアへの
情熱に注がなくなり、手抜きしてしまうとか。モラルが低い世の中で、
一緒にしては困る人は実際に多いと考えている。
実際に学生時に、上記で言う「ボラバイト」をしたことがあります。
日本ユースホステル協会の募集している「ヘルパー」として、北海道のユースホステルで
働いたことがあります。少額だがお金はもらいましたが、ボランティアという
意識はなかった。単なるアルバイトです。もちろん自然を感じたり、
仕事の厳しさや楽しさを感じたりした。でもボランティアではありませんでした。
お金の面を除けばボランティアとアルバイトとの違いは、働く意識の違いと思います。
意見や工夫のしようがあるのはボランティアだし、ないのはアルバイトです。
アルバイトは決まった仕事しかできないしね。それを考えると、どう思っても「ボラバイト」は
「アルバイト」だし、少額+経験ゲットなら、ここでは「インターンシップ」や
「ヘルパー」と呼ぶべきです。ボランティアはボランティアです。
実際、牧場や農園や宿泊施設どこも訪ねても、「ヘルパー」ほしいといわれます。
「ボラバイト」は欲しいとは言わない。言葉は知らないのもあるけど、受入側は
ボランティアとして引き受ける意識はそもそもない。それを意識して参加してくる人がいたら、
考えがマッチすることないし、参加する方は自滅したりするものだ。実際に仕事内容は
そんなに甘いものではない。経験上それは語れます!「ヘルパー」なら、「手伝う」という
概念が生まれ、お金に換算されることはないし、一生懸命に聞こえるから
地元交流もできるし、お金とは違う満足感は得られる。
名前や造語の独り歩きは怖いです。
正直、ボランティアとボラバイトとどっちがいいかといえば、絶対ボラバイトです。
理由は、楽だからです。お金をもらい、社会貢献を感じさせる。こんな美味しいものはない。
それが世の中で浸透してしまうと、ボランティアが衰退してしまうのを危惧してしまいます。
一人の力では覆すのは残念だが、もはや終末論的な発想をせざるを得なくなりました。
3つ目。
最後にこういう本は読んでみたけど、息苦しさを感じた。
そもそも奉仕ってどこまですべきなのか?
ボランティアは強制ではないし、相手を尊重して自分の意思で動くもの。
ボランティアとして愛のない相手と結婚できますか?子供作れますか?
日本でも老人介助は仕切りが曖昧になってきており、家事手伝いだけでなく、
相手させることはさすがにないが、MBさせている人いるという話は知っている。
最近はNPOとかボランティアとか何でもありという世の中になりつつあるが、
残念というか、哀しいというか、ため息したくなる内容でした。
というのも、これが犯罪に発展すれば、何でもボランティアだのと主張し始める。
この間の「ご主人様」事件では、こう主張すれば、合意成立と言われてもおかしくない。












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